認知症予防の為の教育
教育という言葉の中に、生涯教育というものがあります。これは、人は一生涯に渡って学び続ける必要があるという意味を持っています。特に日本では平均寿命が男女共に長く、余暇が十分にある為に生涯教育は高齢者の方にとって適していると言えます。
昨今、認知症が社会問題ともなっています。完全に治す薬がまだ開発されていない為に、予防または進行を遅らせることしか方法はありません。そこで、学ぶことを通して認知症を予防していこうという考えがあります。カルチャーセンターや通信講座では、様々なジャンルの講座が開設されています。体操など体を動かすものや、楽器や絵画など手先を動かすものは脳を刺激します。昔やっていたものを再び始めてみたり、新たに趣味を見つけてみたりと、毎日に張り合いも出てきます。また、人との交流も増えることで普段家で一人でいる方にとっては気晴らしになって、さらに脳の活性化にも繋がることでしょう。年を取ってから何かを始めるということは、なかなか億劫なものですが、日々の健康の為にも検討してみると良いでしょう。